CONCEPT
”I was here.”
これは、僕の写真表現の考え方であり、
思想であり、人生です。
そして、このコンセプトの上に
地域密着型写真展が成り立っています。
無数の意識的/無意識的な選択の
積み重ねの上に成り立っている、
"今"。
そのうちどの選択が欠けても、別の選択をしても、
"今"のあなたは存在しない。
選択の結果の必然とも、
偶然の産物である奇跡とも呼べる世界で出会った、
あなたとわたし。
そしてそれは"今"出会ったということ。
大正時代でも15世紀でもなく、
"今"。
そしてもうすでに会えなくなった人とも、
過去、図らずもそのタイミングで、
出会ったということ。
かかわったということ。
感情が動いたということ。
"私はここにいた。"
自分と大切な人たちは、
たしかにそこに存在し、かかわり、生きていた。
これを表現するために、僕は写真を撮り、日記を書いています。
そして地域密着型写真展を通して
あなたの人生は愛すべきものである
ということを主張し続けています。
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小説風日記「I was here.」
¥600
第二回地域密着型写真展「I was here.」開催までの道のりを描いた小説風日記。 50℃の銭湯、銀座で思い出した約束、渋いクランクストリート、認められなかったほろ酔い。 一瞬の中にはあまりにもいいことが続いているのかもしれない。 舞台は第二回目の地域密着型写真展の開催地として選んだ、東京。 大学を卒業し社会人になると同時に上京して一年。 直希は約一年間の東京生活を通して、「記憶蘇生装置」としての写真の在り方を認識する。 長い歴史時間の中で、今というほんの一瞬。運命的に出会った環境や人との関わりの中で、自分はたしかに「そこにいた」ということ。 それは奇跡なのか。はたまた選択の結果の必然なのか。 刻一刻と変化、消滅、創造される一瞬を、写真という表現で永遠に保存する。 地域密着型写真展「I was here.」開催までに出会った人たちや景色と、そこで起きた出来事を断片的に描いた、小説風日記。
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小説風日記「生活する記憶」
¥600
第一回地域密着型写真展「生活する記憶」開催までの道のりを描いた小説風日記。 伊予鉄の踏切音、足りなかったマスキングテープ、毎週日曜日の焼きおにぎり。 なんでもないただの日常に愛は転がっている。 舞台は第一回目の「地域密着型写真展」の開催地として選んだ、愛媛県松山市。 3ヶ月の準備期間に出会った人たちと「あの日」が入り混じる生活が、ここに集約される。 フィルムカメラが好きな平凡な大学生、寄道希による「地域密着型写真展」開催までの過程を断片的に描いた、小説風日記。